国立新美術館で開催されるこちらの公募展で、出品作品《予感》が「審査員奨励賞」をいただいたため、今年も展示されることとなりました。
1000点以上の作品が1階の4室で展示され、多彩な賞と入賞者の多さが特徴的な規模の大きな展覧会です。
入場無料となっておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
◇会期
2025年8月7日(木)〜8月16日(土)入場無料 ※12日(火)は休館日
10:00〜18:00 ※入場は17:30まで
◇会場
国立新美術館(絵画部門:1階1A・1B/水墨画部門:1階1C・1D)
〒106-8558 東京都港区六本木7丁目22-2
・東京メトロ 千代田線「乃木坂駅」6出口から直結
・東京メトロ 日比谷線「六本木駅」4a出口から徒歩約5分
・都営地下鉄 大江戸線「六本木駅」7出口から徒歩約4分
◇主催
公益財団法人国際文化カレッジ
【絵づくりのプロセス】
今回はまず、椅子に座った女性像を多く描いている山本佳子さんの作品に影響を受け、僕自身も椅子に座った人物画を描きたいという思いから、構想を組み立てていきました。画材としては、前回主要な色の絵具を買い足したターナーのアクリルガッシュを使用し、支持体としてキャンバスではなくイラストケントボードを使用することとしました。これは、日美展に出品することを前提として今回の制作を開始したい意向があった中で、出品規定に「張りキャンバスの場合、厚みは2cmまで」という表記があるためです。規定内で最大の30号を制作しようと考えた時、市販のキャンバスだと厚みが2cmを超えてしまうため、ケントボードをカットしてF30のサイズにし、そこにジェッソを二重に塗って制作を開始していきました。
【背景という空間】
今回の制作の中でやりたかったことは、まず椅子のある空間をしっかり作ることです。そのためにモチーフを大きく描き過ぎないように注意し、ペン画の中で見つけた椅子が自然に見える角度や描き方を、今回の制作に生かしていきました。また「一枚の繪 2024年10・11月号」の特集「油彩・水彩混色テクニック」の中の湯澤美麻さんのページを見て、白系、青系、茶色系の3色でグレー系の色味が作れることを知り、それを実践したくて今回、床と壁と椅子にあたる部分をそれぞれその3色のみで比率を変えて差別化を図りながら描いていきました。
構図としては山本佳子さんの《読書》を参考にしていて、床と壁を一直線で区切らずに人物を境目にしてずらすことによって空間の奥行きを表現しようとしています。
後日UPを予定しております。
作品のご感想などお気軽にどうぞ。
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